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2021/09/30

コロナ禍の日本の疲労状況

「疲れたなぁ」そんな状態が気づけば半年...日本では2人に1人が慢性疲労【ストレス性疲労と慢性疲労】


元気な人は17.7%と2019年と比較して約2割減少。慢性的に疲れている人は43.1%、コロナ禍で疲労状態の方が増加傾向。

休養の日(9月8日)」を記念して、一般社団法人日本リカバリー協会とオフラボは、10万人の男女(20-69歳)を対象に行った「ココロの体力測定2020」調査で、「『疲労』についてどの程度前から悩んだり、意識したりしていますか」と質問したところ、「慢性的に疲れている」と回答したのは43.1%という結果に。実に2人に1人が、慢性的な疲労感に悩まされていることがわかりました。

楽しい遊びも気持ちいい睡眠も、し過ぎは疲労を招く

「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」と言いますが、これは度を越していたら足りていないのと同じことという意味です。リフレッシュしようと週末に出かけたのに、かえって遊び疲れてしまったというのはよくある話。仕事はもちろん遊びも、そして睡眠も、し過ぎてしまうと楽しさ<疲労になりかねず、そんな"○○し過ぎ"が積み重なって......いつも疲れている日本人が半数も存在するというのです。

今回の分析は2019年の日本の状況と、コロナ禍の2020年7月の状況を比較しています。メディアなどを通して、コロナ禍での健康問題やストレス、疲労に関することが問題視されていますが、今回の調査からも同様の傾向がみられ元気な人が2割減少、コロナ禍で疲れている人が増加傾向になっています。

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図表1:疲労状態の比較2017-20年(単位:%)

慢性疲労、ストレス性疲労を防ぐのはこまめなセルフチェック意識

オフラボでは、疲労感が半年以上続いている「慢性疲労」にさらに加えて、ストレスに影響を受ける自律神経機能の乱れを感じていれば「ストレス性疲労」と定義しています。
日々の生活の中でさらされる状況や環境、例えばプレッシャーのかかる仕事や、見知らぬ土地への引っ越しは苦痛になってしまえば、"○○し過ぎ"で起こる慢性疲労同様、過度なストレスになります。しかし、責任ある仕事を任されることによるやる気やモチベーションのアップは人の成長に欠かせない刺激であり、新たな出会いや経験は人生を豊かにするものでもあります。

疲労にしても、ストレスにしても、過度と適度の境は個々人のキャパシティによっても、またその時々の状況・体調によっても異なり、誰にでも当てはまる基準を作ることは難しいと言えるでしょう。だからこそ、大切なのは一人ひとりが自らの"軸"となるペースや、心地いい状態を知っておくことです。 半年と言わず、少なくとも季節変わりの3か月ごとに自らを振り返ってみませんか。「ずっと疲れているな」と思い当たったら、慢性疲労におちいる前に、リカバリーを心がけましょう。

【調査概要】
調査名 :ココロの体力測定 2020
方 法 :インターネット調査
調査期間:2020 年 7 -10月
サンプル数:10 万人(男女各 5 万人)
※都道府県ランキングに必要な数、各県 1000 サンプル以上を確保。都道府県分析には、その後人口比率(都道府県、年代、有職割合)でウエイト修正。

【疲労状態について】
厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に、疲労状態を指す項目を独自集計。疲労項目に「ほとんどなかった」と回答した方を元気な人、「ときどきあった」と回答した方を疲れている方、「しばしばあった」「ほとんどいつもあった」と回答した方を慢性的に疲れている人として定義。
※慢性的に疲れている人のクラスタ化に関して、ココロの体力測定2019の14万人データにおいて、疲労を6か月以上抱えている方の回答と一定以上の相関が合った項目で分析を行った。


調査機関:一般社団法人ストレスオフ・アライアンス、合同会社エンディアン
分析機関:一般社団法人日本リカバリー協会、オフラボ

執筆・監修:オフラボSTAFF

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