「自分に合うリカバリー方法を見つけていただきたい!」との思いから、ベネクス リカバリーウェアご愛用者に、そのヒントとなるリカバリーウェアの活用法を語ってもらうインタビュー企画、"私のベネクスライフ"。
第3回目にお話をうかがったのは、10年以上のリカバリーウェア愛用歴をもち、ベネクスが毎月無料配信するヨガのイベントにも積極的に参加してくださっているムトウさん。健康を気遣う年齢だからこそ大切にしている思いなども語っていただきました。
RLスタッフ(リカバリーラボマガジンスタッフ略):お住まいは北海道の日高振興局管内※の町とのことですが、日高は名馬の産地だと聞いたことがあります。
(※北海道内は9の総合振興局と5の振興局に分かれおり、総合振興局と振興局は支庁と呼ばれる国の出先機関が名前を変更した名称になります。)
ムトウさん:そうです。日本を代表するたくさんの駿馬、競走馬を輩出しています。車で走ると、国道沿いにもそこそこに牧場があるので、サラブレッドの美しい姿をよく見かけます。
もうひとつ、日高振興局管内で私がアピールしたいのはししゃも!ししゃもといえばお隣りの胆振振興局管内の「むかわ」が有名ですが、「日高門別」もむかわに負けてません。一夜干ししたしゃもを炙って食べる、これが本当に美味しいんです。10月下旬に開催される日高町の「門別ししゃも祭り」を毎年楽しみにしているのですが、コロナ禍に加え深刻な不漁もあって、2020年から3年続きで中止になってしまいました。今年こそは、と期待しています。
これから迎える桜の季節は、新ひだか町の「二十間道路」という壮大な桜の並木道が、絶景のお花見ルートとなります。ここもみなさんにお見せしたい自慢の名所です。
RLスタッフ:そんな海あり山ありの素晴らしい自然に恵まれた町から、ベネクスが毎月第4水曜日にオンラインで開催しているヨガのイベントに参加してくださっています。いつもありがとうございます。
VENEX定例ヨガ:毎月第四水曜(祝日の場合は前日)にオンライン無料開催中
ムトウさん:こちらこそありがとうございます。もともと知人から勧められて始めたヨガは、もう8年くらい続けています。週に1回通っているヨガ教室までは車での往復ですが、ベネクスのヨガは自宅で、zoom参加しています。夜の21時からスタートして、終える頃には体がほぐれて、いい感じで眠くなります。なので、そのまますぐに寝床に入ることが多いです。時間帯もちょうど良いし、講師の中畠先生の解説もわかりやすく大変良い講座だと思いますので、ずっと続けてほしいです。
RLスタッフ:中畠綾香先生が指導するこのイベントのタイトルは「そのまま眠れるリラックスヨガ」。ヨガの動きには様々な種類がありますが、その中から、身体をほぐしたり、ゆるめて伸ばすなどの動きを中心に取り入れています。終わるとすぐに寝床に入っているということをお聞きして、その効果を実感してくださってるようで、とても嬉しいです。
ムトウさん:最近は、ベネクスのヨガウェアを着て参加しています。男性用のものがまだ発売されていませんので、女性用のLサイズのTシャツを購入しましたが、サイズ感はちょうどよかったです。下は、これまでずっと愛用してきたメンズ用のパンツを組み合わせています。
RLスタッフ:ヨガは、なかなか男性に浸透しにくいのか、日本では、ヨガ人口の多くが女性というのが現状です。そういうこともあり、ベネクスのヨガウェアは今のところレディースのみの展開になっています。ムトウさんはそれを工夫して着こなしてくださっているのですね。本当にありがたいです。
ところでリカバリーウェアとは、どのように出会われたのでしょう。
ムトウさん:10年以上前になりますが、もともと読書も好きでいろいろな書店を巡り歩き、健康雑誌のコーナーで、ベネクスの首ウォーマーが付録になった書籍を手にしたことがきっかけです。
とくにどこか悪いところがあったわけではないのですが、40代の後半でしたから、健康を気遣う年齢になっていたのでしょう。とにかく健康でいたい、と思っていました。そんなわけで、書籍やネットなどで健康に関しての情報を拾っては、いろいろ実行しましたが、みんな長続きしなかった。なので気になる情報でも疑ってかかることが多々ありました。でも、首ウォーマーはピンときたのです。ひょっとしたら、いい出会いなんじゃないか、と。
RLスタッフ:書籍を購入してくださったのですね。それで、いかがでしたか?
ムトウさん:ちょうど、加齢とともに眠りが浅くなっているのではないかと感じ始めていた頃でした。最初に首ウォーマーを着けた日の翌朝は、「あれ、ちゃんと眠れていた」と実感しました。それから、ウェアやアイマスクなどのアクセサリーを徐々に買い揃えるようになりました。
提供写真:趣味の読書 河村道雄さんの謎解きイベントにて
RLスタッフ:お仕事は福祉関係とのことですが、人と接する機会も多いことと思います。肉体的な忙しさだけでなく、気遣いとかもあって寝つけない日がおありだったのかもしれませんね。
ムトウさん:そうですね。今考えると、健康雑誌のコーナーによく行くようになったのは、高齢の方とお会いすることが多かったので話題づくりの意味もあったかと思います。うまく馴染めない方でも、健康のことになると話ができるんです。雑誌にこんなことが書いてありましたよ、なんて言うと、耳を傾けてくれる。健康は誰にでも共通する話題ですからね。
RLスタッフ:そういう気遣いをたくさん重ねるお仕事だということですね。事前にいただいていたお写真に登山を楽しむお姿があります。趣味の登山は休日の息抜きということですか。
提供写真:趣味の登山 北海道最高峰にして大雪山の主峰 旭岳登頂
ムトウさん:学生の頃から始めた登山は、20代の前半まで続けていたのですが、30代に入り仕事で多忙になり、いつしか行くこともなくなっていました。それが55歳を過ぎて復活。山のクラブにも入って、道内の登山を楽しみました。
RLスタッフ:復活したときは、20年以上のブランクがあったわけですから、体力的に大変ではありませんでしたか?
ムトウさん:それが、意外に大丈夫でした(笑)。体力がそれなりにあったことと、昔の登山の経験と技術が生きたのかもしれません。若い頃は体力があったので、技術がなくても登ることができちゃいました。でも、年をとるとそうはいかない。久しぶりに登って、技術って必要なんだなって思い、登山サークルに入りました。
RLスタッフ:とくに感動した登山の経験はありますか?
ムトウさん:2017年から3年続けて行った冬の八甲田山。映画『八甲田山』で観たスノーモンスターをこの目で見たい、と、ずっと思っていたのですが、青森に住む友人に声をかけたら、一緒に行こうと言ってくれて実現しました。
RLスタッフ:スノーモンスターですか......。
提供写真:趣味の登山 八甲田山 神秘的で幻想的な"スノーモンスター"
ムトウさん:樹氷です。八甲田山に多く植生するアオモリトドマツに氷と雪がぶつかりながら徐々に成長していく樹氷は、「スノーモンスター」と呼ばれるくらい大きいものになるんです。この目で、一度見たら病みつきになりました(笑)。3度行きましたが、天候などのタイミングによって、モンスターの姿が太っていたり痩せていたりするんです。
RLスタッフ:壮大なのでしょうね。雪山ですから、かなりハードなのではないのですか?
ムトウさん:宿泊先の弘前から登山口まで車で2時間ほどかかり、朝の7時に登り始めて、頂上に着くのはお昼くらいでした。雪が深いので、スノーシューやアイゼンを装着してのスノーハイクになります。
RLスタッフ:下山してからの疲れは、いかがでしたか?
ムトウさん:雪山ですし、1000メートル級の山ですから、体力の消耗が心配でした。下山して、その晩泊まったホテルでは、持っていたリカバリーウェアの上から備え付けの浴衣を着て休みました。そのおかげか、翌日に、疲れや足などの痛みも残ることがありませんでした。3回とも。意外といけるなと嬉しくなりました。ですが、2020年からは行っていないので、叶うものなら今年は行きたいと思っています。
RLスタッフ:コロナ渦による行動の制限があり、登山もあまり行けなかったのですね。
ムトウさん:そうなのです。でも、ここ1年はJR北海道の「ヘルシーウォーキング」というイベントに参加して町の中でのウォーキングを積極的に楽しんでいます。いろいろなコースが設けられているのですが、基本は列車で開催地の駅まで行き、そこからコースマップを手にウォーキングをする。北海道に長く住んでいますが、車での移動が多いので、通り過ごしていた町がたくさんありました。昨年は休日を利用して、毎週のようにウォーキングを楽しみました。いろんな町を歩き、たくさんの発見がありました。
提供写真:昨年、青森でのウォーキングで見た三内丸山遺跡の一部
RLスタッフ:楽しみが広がったのですね。
ムトウさん:ウォーキングは、とてもいいと思います。年齢を重ねると足腰から弱っていくとも言われますから。実は、7、8年前から、寝ている最中に足が攣り、痛くて起きてしまうこともありました。それもあってベネクスの足用のアクセサリーも使うようになったのですが、今では長く歩いた日でも、それがなくなりました。リカバリーウェアを愛用して一番よかったのは、このことかもしれません。
RLスタッフ:健康維持のお役に立っているのでしたら、それは嬉しいです。
提供写真:社海の登山にて 羊蹄山に珍しい雲の傘がかかった状態
ムトウさん:もともと体を動かすことは好きだったのですが、若いころとは考えが変わってきました。今は、ゆっくりと山に登ったり、ゆっくりとウォーキングを楽しんだり、ゆっくりとヨガをやる。健康のためになることを、ゆっくりとやろうと思っています。
RLスタッフ:こうしてムトウさんのお話をうかがっていると、ゆったりとした気分になります。お仕事の経験の中で、人との接し方などで心がけていることはあるのでしょうか。
ムトウさん:そうですね、とくにこれと言うものはないのですが......。若い頃に仕事の先輩から言われた、「人には相性っていうのがあるから、苦手かなと思う対象者が出てきても仕方がない。ただ、その対象者を好きにならなくてもいいから、嫌いにはなるな」という言葉は、ずっと頭の片隅に置いています。
RLスタッフ:心の引き出しにしまってあることまでお聞かせくださり、ありがとうございます。
ムトウさん:実は、今年定年を迎えます。30年以上続けてきた経験を生かした仕事を、この先も続けたい気持ちもありますが、違う世界も見てみたい。悩んでいるところです。でも、ひとつ、ずっと持っていた夢を叶えたいと思っています。それは、日本一の山、富士山に登ることです。東京に住んでいる息子に会いに上京したときに、遠くの方に佇む富士山を見つけたことがあり、いい山だな、と、つくづく思いました。
RLスタッフ:空気が澄んだ真冬の晴天の日でしたら、東京からでも見えることがありますね。みなさんが行くように、五合目まで車で行き、そこから登るのですか?
ムトウさん:いえいえ、自分の足で一合目から頂上まで登りたいです。
RLスタッフ:ぜひ、夢を叶えてほしいです。そして、旅支度にはリカバリーウェアも入れていってください。
本日は長い時間、どうもありがとうございました。10年以上ベネクスをご愛用くださっている方ならではの貴重なお話を伺うことができました。今月末も、オンラインのヨガイベントでお会いできることを楽しみにしています。
インタビュー/堀 けいこ