今日はあれとこれをやらなければ。もうこんな時間なのに半分しか終わっていない。夕食は何にしようか。明日も忙しいから早起きしなきゃ。......なんて、朝から晩まで何かを考えていて頭の中は常にいっぱいいっぱい。寝付けない日も多かったりする。そんな人たちの生活に「瞑想」取り入れてもらおうと、ベネクスではyoutubeチャンネルに「瞑想音声ガイド」をアップしました。
でも、瞑想って何がいいの? 興味はあるけどやっている時間がないんだけど。なんていう方のために、優しい声で「瞑想音声ガイド」の誘導役をしてくれている中畠綾香先生(ヨガ講師・ストレスオフトレーナー)が、ご自身の経験をもとにした"瞑想のすすめ"を語ってくれました。
瞑想を取り入れることで頭がスッキリ、心も楽になりました
ヨガの講師になる前、会社員だった頃の私は、自分に自信が持てずにいました。やることがたくさんあって忙しいのに、どれから手をつけたらいいか分からない。嫌なことがあるとそのことばかり思い出して、頭も心の中も静かな状態に戻すことができない。毎日がとても辛かった。そんな私が、生活の中に瞑想を採り入れてから、頭の中をすっきりさせることができるようになったのです。
今でも忙しい日は混乱気味になったりしますし、失敗することもあります。でも、そんなときも、瞑想をすることで「楽だな」と思える状態に心を持っていけるようになりました。いつも物ごとを悪い方に考えてしまうネガティヴな私。それは持って生まれた性格のせいだと思っていたのですが、そうではなく、そういうふうに考え事をループさせる"癖"がついていたんだと気づきました。癖なら直せばいい。そう思えるだけで、心が楽になるのではないでしょうか。
練習は必要だけれど、変化を実感できる日がきっと来ます
私が主にやっているのはマインドフルネスという瞑想。この瞑想は、意識を「一点に集中する」というもので、例えば、リラックスしながら呼吸に集中する。立っている姿勢に集中する。音に集中する。目の前に何か見えているものがあれば、それに集中するのでもいいのです。
といっても、最初から、そう簡単に集中できるわけではありません。私が初めてやったのは2018年、ヨガのインストラクターの研修のときでした。朝の瞑想だったのですが、眠気に襲われ、集中どころではありませんでした。
聞くところによると、集中することに慣れていないと拒否反応が出るらしく、眠くなったり、痒みが出たりすることがあるとか。私は瞑想のたびに眠気に負けていたのですが、何回も何回も練習しました。そうしたらある時、「あれ、心って楽だな」って思えたのです。そこから徐々に集中ができるようになりました。
そういえば、食べる瞑想っていうのもあるんですよ。研修のときにレーズンを一粒だけ渡されて、「今いるのは砂漠。レーズンがたった一粒しかないという状態をイメージして集中しましょう」と言われたのです。実は私、レーズンが大の苦手だったのです。ところが、レーズンを口の中に入れ、噛んだ時の食感や味が口の中に広がっていくことに集中したら、なんて美味しいんだろう、って驚きに変わったのです。それからレーズンが好きになりました。ほんとですよ。 苦手だからと避けていたけれど、集中して、それにちゃんと目を向けたことで、その良さに気づくことができたんだと思います。
一日の終わりの瞑想からスタートしましょう
瞑想は、静寂の中で座ってやるというイメージがあるようですが、いつ、どんな場所でも、どんなスタイルでもできるのです。また、何分以上やらなければいけないという決まりもありません。なので、自宅でもオフィスでも、1日10分でも、もっと短く3分でも大丈夫。忙しくて頭がいっぱいいっぱい、なんて叫びたい時には、1分だけでもいいのです。すると頭の中が整理され、心も落ち着かせることかできます。そして、生産性も上がります。
いつやってもいい瞑想ですが、これから始めるなら、おすすめしたいのは夜。頭の中がきちんと整理されるため、翌朝いい状態でスタートを切ることができるからです。また、「瞑想音声ガイド」のような声の誘導があるとやりやすいもの。まずは、そこからスタートしてみてください。
■ベネクスYouTubeチャンネル
◆ベネクスのYouTubeチャンネルでセルフ瞑想
吉池旅館とタイアップした『リカバル旅宿泊プラン』の中にある「セルフ瞑想ガイド」をご自宅でも体験いただけます。誘導役をしてくれているのは、今回"瞑想のすすめ"を語ってくださった中畠綾香先生。吉池旅館の庭園や温泉のお写真とともにお届けしておりますので、ぜひご覧ください。
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