現在べネクスでは、第99回箱根駅伝2023出場を目指す筑波大学の陸上競技部男子駅伝チームと2022年4月にオフィシャルリカバリーウェアサプライヤー契約を締結し、より良い「パフォーマンス」の最大化に貢献する休養ソリューションの提供を目指し、共同研究を開始しています。今回は2022年10月に行われる、箱根駅伝予選会に向けて最終の調整をしている、筑波大学駅伝部の主力3名にお話を伺いました。
RLスタッフ:本日は、筑波大駅伝部の福谷さん、國井さん、皆川さんの3名にお越しいただきました。まずは、筑波大学を目指した理由、学類(学部)に入った意味合い、将来の夢などを教えてください。
福谷さん:高校受験をするときに考えていたのは、将来スポーツの現場で働きたいと思ったことと、大学で駅伝をやりたい、私大ではなく親に負担をかけずに勉強をしながら、駅伝を目指せる大学を探し、筑波大学の入学を目指しました。
RLスタッフ:高校時代も陸上(長距離)をやられていたのですか?
福谷さん:中学からはじめて、高校も長距離をやっていました。
國井さん:昔から長距離をやっていて、小さいころから箱根駅伝に対するあこがれがありました。それで駅伝を大学でも続けたいと思っていました。筑波大学に入学した理由は、部活をやりながら、体専(体育専門学群)なんですけれども、その中で研究をしたいと思っていて、どちらも一流を目指すならば筑波大学が適切だと思い選びました。
RLスタッフ:今、どのような研究をしているのですか?
國井さん:運動生化学という研究室に入っていまして、運動と脳のパフォーマンスなどについて研究しています。
RLスタッフ:最先端の研究ですね~、ありがとうございます。皆川さんお願いします。
皆川さん:筑波大学が教員の養成に力を入れていると聞いていて、理科の教員になりたいと思ったこと、また高校の時に陸上をやっていて、5000mで14分台という少し高いレベルでできるということもあり、理科の教員を目指しながら陸上をできるということだったため筑波大学を目指しました。
RLスタッフ:あくまで私のイメージですが、他の私大と比べて、学業と箱根駅伝を目指すというところが難しいのではないかと思っているのですが、普段の忙しさや、勉強の量、駅伝にどのくらい時間を割いているのかなど教えていただけますか。
福谷さん:学業と駅伝の両立については、体育専門の学生は(皆川さんたちの学類:理工学群物理学類に比べたら)、授業に関してはそこまできつさはないのですが、1・2年生のうちはかなり授業のコマ数(単位数)があったり、3年生になると研究室があったり、部活が朝と午後に練習がある中で、かなり時間を圧迫してくるところではあると思います。
RLスタッフ:その中でどのように工夫されているのですか。
福谷さん:学業が優先だったりするので、練習を確保するためには何かを削らなければならないのは難しい部分かなと思っています。学類によって授業などがだいぶ関わってくるところもありますが、筑波大学の駅伝部としては自分で自律して練習を組まないといけなくなります。その中でも自分がやることをコツコツやっていくことが大事であり、それができないと結果に結びつかないというのが筑波大学(駅伝部)でしょうか。
RLスタッフ:ちなみにみなさんアルバイトなどはやっているのですか?
福谷さん:一応、禁止はされていないです。朝練をやって日中に授業を受けて、夜も19時くらいまで練習を強制されることを考えると、毎週決まった時間にバイトをすることは難しいと思っていて、それもあり、アルバイトをしている人はほとんどいないと思います。
RLスタッフ:そうしましたら、國井さんお願いします。
國井さん:学業と箱根駅伝を目指すうえで大変なことは、時期にもよりますが、テストや課題、期末のレポートが多かったりする時もありますので、部活に手が回らない学生もいると思います。
RLスタッフ:國井さんはどのように工夫されているのですか?
國井さん:例えば、授業がないときに走って練習量を補ったり、夜は授業があって仕方なく練習を欠席するという学生も実際にいるのですが、そういう人たちが(箱根駅伝の)予選会に絡んでくるところもありますし、医学で箱根駅伝を目指しているチームメイトもいますし、そう考えるとその人それぞれの時間の使い方かなと。自分たちがそれをわかって駅伝部に入っているので、ひとりひとり考えられているのかなと思っています。
RLスタッフ:皆川さんはどのように工夫されているのですか?
皆川さん:コロナ(ウイルス)の影響で、自分が入学した時からオンライン授業が多くなり、そのおかげで、その課題、授業のタイミングをずらすことができていたのですが、1・2年生の頃は教員の免許を取るための授業がだいぶ多かったですね。練習が終わってすぐに課題をやっていたり...という日々もありました。特に3年生になってとても専門性が増してきて、必死にひたすら調べたりしないといけないので、時間に追われてしまいました。それでも部活の時間も確保しないといけないので、うまく時間を見つけながら、特に土日を使ってやっていました。
RLスタッフ:例えば、土日の上手い使い方というのは、課題をするということですか?
皆川さん:土曜日の朝に練習をやって、日中に時間が空くので、寝たいところを我慢して課題をしたり、受けられなかった授業を受けたりしていました。
Profile
【筑波大学 陸上競技部 男子駅伝チーム】
筑波大学は1920年に開催された箱根駅伝第1回大会で優勝し、これまで全61回の出場経験を持つ強豪校です。2020年開催の第96回大会では26年ぶりの出場を果たしました。筑波大学の「#箱根駅伝復活プロジェクト」では、高い競技能力と倫理観、スポーツ愛好精神に加え、高い教養と知的探究心をもって自身の能力開発を進め、将来的にはその経験を活かして社会に貢献できるよう成長することを目指しています。
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