目標に向かい進み続けるために、コンディショニング作り、そしてアスリート人生を設計できる方を、Think Athleteと定義。ベネクスとしては、リカバリー環境のサポートにより、悔いのないアスリート生活、人生のサポートをすることを目指しています。
今回はThink Athleteの第5弾として、ライフセーバーの大西明選手に取材をさせていただきました。
RLスタッフ:ライフセービングに19歳の時に出会っったきっかけはなんでしょうか?
大西選手:ずっと水泳をやってきたこともあり、東海大学に入学した際、水泳部に入りたかったんです。しかし、強豪校のため、全国から選抜された人たちが入るので、簡単には入部できないんです。実際、僕のタイムを言ったら、4年間マネージャーとしてなら入部していいと言われました。そんなの楽しくないから断ろうと思ったところ、コーチが「今ライフセービングをやってる人がいる。水泳の経験も活かせると思うから行ってみたら?」というのがきっかけです。
RLスタッフ:結構偶然のきっかけですね。
大西選手:いざ門をたたいてみると部員の人たちは真っ黒に金のネックレス。ギラギラしていて部室のドアをあけた瞬間、すぐ閉めました。間違えましたって(笑)
それから入部して元来負けず嫌いな事もあってどんどんはまっていきました。21、22歳くらいの時に自分が生きた軌跡を残したいなと思うようになりました。
大会で優勝すると名前が載るじゃないですか。載りたい!残したい!
それで、より頑張ろうと思いました。それから少しして、大きな大会があった際、代表に選ばれなかったことがありました。その時に日本代表に選ばれた先輩から「同列に並んでいるレベルだったら選ばれなくて当然だ」と言われて。めちゃくちゃ悔しくて。それから1年間ハードなトレーニングをして、92・93年の全日本選手権でアイアンマン優勝で優勝し、アイアンマンだったら「大西明」という地位を得ることができました。その経験もあり、続けていくこと、負けても続けていくことが自分の軸になります。頑張ってきたという経験が今の自分になっています。
RLスタッフ:休養を軸に考え始めたのはいつごろになりますか?
大西選手:30代中盤位から疲れが出始めて、何かいいアイテムないかなー? と探し始めたころでした。今後競技を続けていくためには、どんどん追い込んでしまう現状を変える、ブレーキをかける道具が何かないかな? と。
RLスタッフ:そういう気持ちになった際に、ベネクスに出会い、初めて着用した時の感想はいかがでしたか?
大西選手:僕の場合は着用した時に「寝落ちが早いな」と。今まで疲れていると寝つきが悪かったのですが、着用したらいつ寝たのかわからない位で、「いつ朝になった?」って。「これすごいなーと!」体感しました。
RLスタッフ:ありがとうございます。大西選手はどういったシーンで使われますか?
大西選手:そうですね、職場でも自宅でも、遠征に行く時でもいつでも。日中の運転時は眠くなってしまうので着ませんが、メリハリ付けてスイッチを切り替えるリラックスシーンでは必ず着用してます。
RLスタッフ:限られた休息の時間だからオフのスイッチをはっきり入れられるんですね。
大西選手:やらないときはやらない。そのスイッチはかなり明確です。体も受け付けませんし、そしたら一気にリラックスモードに入ります。
RLスタッフ:オン・オフのスイッチを上手く切り変えられるようになったのは昔からですか? それとも30代中盤に入り休養に対して考え方がかわってからでしょうか。
大西選手:20代、30代前半は頑張れちゃうんですよ。年齢を重ねるにつれ、頑張れるけど、「でも何か残るな」と。だんだん、自分のできるという感覚と、何か残るというギャップが多くなりました。これからも競技を続けていくためには、「思い切って休む。休む勇気を持つ」と考えるようになりました。休む怖さももちろんあります。タイムが出なかったら...。他が頑張ってるから、といくらでも追い込めちゃうんですよ。でも年をとると、それでは体がもたなくなる。その分上手く時間を使えるようになるので、練習する時はする。ここは休む、とだんだん分かってきた感じですね。
ストイックな練習を重ねてきた事を物語る、手
RLスタッフ:年を重ねてもトップで活躍を続けるアスリートの方は、パフォーマンスを上げるためには練習だけでなく、休養の必要性を感じられてますね。着ることで休養を底上げできるベネクスに興味を持っていただくことが多いです。
RLスタッフ:アスリートはそういう欲求が強いと思います。アスリートは結果から逃げることができない。競技者だからこそ、どうリカバリーしてパフォーマンスにつながるか、その点は大事にしていると思います。
RLスタッフ:一つのリセット方法としてベネクスを着ることでスイッチを切る。そういった方法もありますね。
大西選手:アスリートだけじゃなく一般の方にも通ずると思います。例えば会議が立て込んでいる、次の日出張がある、そんなときに切り替えの時間でこういったベネクスのリカバリーアイテムはひとつの切り替え時間のヒントとなると思います。あとは信用する事!いいと思って着ればいいんですよ!(笑)疑ってかかったら、せっかくの効果を感じにくいですし、実際にベネクスにはテクノロジーもきちんと入ってますから。
RLスタッフ:ありがとうございます。そう信じて私も毎日ベネクスを全身着て寝ています。
今回移動時間に休養をコンセプトにジャージタイプの商品を発売致しました。大西選手が移動時に気を付けている事はありますか?
大西選手:移動時間は国内でしたら寝てますね。海外の場合は行き先により時差があり、飛行機内で起きたり寝たりと調整が必要なこともあり、効率よく休養を取りたい時、リカバリーウェアは必ず取り入れています。ジャージタイプだと外着にもなるし、部屋着にもなる。着用シーンに際限がないので便利ですよね。
RLスタッフ:最初はジャージの袖にあるロゴも大きすぎないか、派手すぎないかと社内で議論が白熱しました(笑) でも蓋を開けてみると、特にアスリートの方に好評でとても安心しました。
大西選手:今までにないデザインでかっこいいですよ。ロゴがある場所がいい。僕のお気に入りです。
RLスタッフ:ありがとうございます。ぜひずっと着ていてください(笑)
競技生活をより良い状態に保つために考えを持ち、動く方がThink Athleteと私どもは思っています。大西選手が思うThink Athleteとは何でしょうか?
大西選手:日本人は遊び方がうまくないなと思うんです。遊ぶために働く、そんな楽しみを大切にした生き方を、競技を通じて伝えていきたいという思いがあります。僕は米軍で働いているので海外の方と触れ合うことが多く、彼らは遊ぶために働くんですよね。楽しく遊んで「次の週も頑張ろうね!」と。僕はそれがすごく気持ちよくて。そういう風に日本もなっていくべきだと思ってます。
現状を変える為に社会に訴えたり、楽しむために活動したりすることは誰かが見せていかなければならない事です。アスリートを続けていくことで、年齢を重ねてもできることがあるよ、そのためにはどうしたらよいのか、そういったことを考え、見つけて、みんなに伝えていく。これが僕の使命であり、Think Athleteだと思っています。
RLスタッフ:大西選手は人生をとても楽しんでらっしゃる、楽しむことを目指しているように見えます。
大西選手:競技を続けることは苦しいこともありますが、トータル的に楽しいことをやっているから、苦しいことも乗り越えていけるのかもしれません。次はなにしようかな、それを通じて何を伝えていけるかなと。負けず嫌いなので勝ちたい。勝てなくても、みんなで競い合いたい、というモチベーションでずっと続けています。
RLスタッフ:大西選手が生涯現役という気持ちがあるからこそ、今も楽しみながら続けているんですね。
大西選手:そうですね、トップ経験も挫折も味わってるからこそ続けてられています。僕のこの経験が誰かの"楽しい事"のきっかけになればと思います。
Profile
Akira Onishi
大西 明 / ライフセーバー
1970年、神奈川県逗子市生まれ。東海大学在籍中にライフセービングに出会い、1994年にイギリスで行われたレスキュー94に日本代表として出場。アイアンマンレースにて6位入賞を果たす。以降、競技活動を続け、2018年と2019年には、オーシャンレーシング日本代表として世界選手権フランス大会に連続出場した。長きにわたり現役のアスリートとして活躍するかたわら、逗子市をホームに完全予約制のサーフスキーレッスンを開催している。
【レーススケジュール】
5/3...Glide Ocean Paddle Race兼全日本選手権・海外派遣選考レース
5/20...東伊豆チャレンジ
6/4...松崎シーカヤックマラソン
7/2...丹沢湖カヌーレース
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