【Think Athleteインタビュー】ラグビーをもっと身近に。プロラグビー 高橋敏也選手 Vol.1

Think Athlete / 休息タイプ-休養学 / 運動タイプ-休養学

目標に向かい進み続けるために、コンディショニング作り、そしてアスリート人生を設計できる方を、Think Athleteと定義。ベネクスとしては、リカバリー環境のサポートにより、悔いのないアスリート生活、人生のサポートをすることを目指しています。

今回はThink Athleteの第六弾として、プロラグビー リーグワン所属高橋敏也選手に取材をさせていただきました。

幼少期のときからラグビーに接して、目標とするプロになり、より良いパフォーマンスをするために大切にしているルーティーン。ビギナーの方にもわかりやすくラグビーについてもお話しくださいました。ラグビーをもっと身近に。ぜひご覧ください。

Vol.2はこちら→リカバリーウェアとの出会い プロラグビー 高橋敏也選手 Vol.2 | 休養・リカバリーウェアのVENEX(ベネクス) (venex-j.co.jp)

RLスタッフ(リカバリーマガジンスタッフ略):
ラグビーを始めた影響がお父様だったと伺いました。どんなきっかけがおありになったんですか?

高橋選手:
はい、父親が大学・社会人までラグビーをしていて、物心ついた時にはラグビーボールを持たされていました。父の試合なども度々観戦していくうちに自然の流れでラグビーを始め、小学校1年生の時に横浜ラグビースクールに入りました。そこで当時のトップリーグ(現リーグワン)の試合を結構見に行って「やりたいな!」と強い気持ちが芽生えたのを覚えています。

RLスタッフ:
その時に「選手になりたい!」と強い気持ちを持たれたのが今の競技生活へつながるんですね。弊社のリカバリーマガジンでは、ラクビーを知りたい!観戦したい!と興味を持たれているビギナーの方も多いかと思います。簡単に見るポイントやルールなど教えて頂けますか。

高橋選手:
ラグビーは1チーム15人制です。相手チームも合わせたらグラウンドに30人の選手がいる、参加人数が一番多いスポーツと言われています。自分が思うラグビーの魅力は"誰でもできること"です。そうは言っても、誰もが参加するのは難しそうに感じると思います。例えば、ラクビーと言えば大きな体の屈強な選手を思い浮かべますよね。大きな体の選手が務めるポジションもあれば、実は150160㎝の選手でも、適正のポジションがある。どんな体格でも、その人の特性を活かしたポジションがあり、それが組み合わさって1つのチームになるんです。

RLスタッフ:
ラグビー選手の一般的なイメージだと体がかなり大きくなくてはなれない、そんなイメージがありました。それぞれの特性や個性、強みを活かして1つのチームになるんですね。

高橋選手:
ルールを簡単に言うと、ボールを前方に投げられないので平行に投げ、それで走って相手に体当たりしながら前に進んでいく。相手のゴールエリアにボールを置いたらトライになります。サッカーに例えるとゴールですね。それが点数制で5点になります。また、トライをした後にキックを蹴る権利(コンバージョンキック)が獲得できるので、トライをした場所から下がったあたりから、2本のポールの間のクロスバーにボールを蹴り入れば、2点になります。

RLスタッフ:
試合中かなり激しくぶつかり合っているシーンも拝見しますが、試合ではスタートメンバーの選手は前半・後半フルで出場されるんですか。

高橋選手:
試合時間は前半40分、後半40分で、試合に出るのは15人ですが登録は23人です。ポジションによりますが、8人は交代して残る7人はフル出場になります。自分のポジション(高橋選手:スクラムハーフ(SH)はパスを出す専門職なので、絶対に2人いて必ず交代します。

RLスタッフ:
高橋選手のポジション、スクラムハーフ(SH)の役割をぜひ詳しく教えてください。

高橋選手:
スクラムハーフは一番小柄な選手が多いです。日本のスクラムハーフは165㎝前後の体格が多い中、自分は180㎝あるので日本の中で一番大きい大型スクラムハーフと言われています。

RLスタッフ: 
大型スクラムハーフの利点はなんでしょうか?

高橋選手: 
ディフェンスの際、小柄な体格だと狙われやすい。大型ですと、パワーがあるのでそこで戦えるんです。タックルされてもパスをつなげる。そこは強みです。が、小柄な体格にも強みがって、俊敏に動ける。パスを下から投げるんですが、大型だと時間のロスが発生する。それぞれの良さがありますね。

RLスタッフ: 
ありがとうございます。わかりやすく説明して頂きラクビーが身近になりました。
高橋選手はプロになられたのは大学卒業してすぐなんですね。

高橋選手:
はい。自分は青山学院大学出身で、ラグビーの強豪校というよりは、わりと自由で自主性を大切にする校風でした。そのためプロラグビー選手を目指している仲間が周りにあまりいない環境でしたが、プロ選手になるという強い気持ちを持ち、自制しながら行動をしていました。

RLスタッフ: 
プロになられてから、特別なルーティーンなどありますか。

高橋選手: 
毎日7時に起きて、必ず朝食を食べ、基本的に日中は練習をしています。自分が大切にしているのは夜の時間。練習後の交代浴は必ずマストで行います。水風呂と温かい湯船に、決めた時間内で交互に浸かると次の日に疲れが残りづらく感じます。あとはストレッチですね。一日のうちで3時間くらいストレッチをしています。シーズン中はもちろん、オフシーズン中でもストレッチは欠かさないです。

RLスタッフ: 
オフシーズンのお話がでましたが、オフシーズンは節制などのリミットを外されるんですか。

高橋選手:
あまり食事制限はしたことないんです。甘いものが好きで、シーズン中も好きなものを食べています。元々太りにくい体質もあって、節制しすぎてしまうと体重が落ちてしまって苦労したので、食事に関してはストレスをためないようにしています。

RLスタッフ:
ちなみにリラックスできるお気に入りのモノや場所はありますか?

高橋選手: 
最近移動式のテントサウナを買いました。コンパクトサイズで車で持ち運びできるので、湖や川の近くで"サ活"して心身ともにリフレッシュしています!

RLスタッフ:
リラックスできることや場所は大切ですよね。リカバリーの1つの要素だと思います。

■プロフィール

髙橋 敏也(タカハシ トシヤ) 選手

1993年1022日生まれ、神奈川県川崎市出身のプロラグビー選手。ジャパンラグビーリーグワン1部の「ブラックラムズ東京」に入団し、スクラムハーフとしてプレー。

〈所属チーム歴〉
國學院久我山高等学校-青山学院大学-ブラックラムズ東京
2022年6月 日本代表選出
2023年9月 日本代表候補

公式インスタグラム:https://www.instagram.com/t.toshiya1048/

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