目標に向かい進み続けるために、コンディショニング作り、そしてアスリート人生を設計できる方を、Think Athleteと定義。ベネクスとしては、リカバリー環境のサポートにより、悔いのないアスリート生活、人生のサポートをすることを目指しています。
今回はThink Athleteの第7弾として、プロバスケットボールB1リーグ所属の中村太地選手に取材をさせていただきました。
RLスタッフ:
中村選手は韓国リーグに所属されていた経験がありますが、韓国リーグに挑戦されたきっかけは?
中村選手:
経験のない知らない世界でプレーして自分の力を試してみたかったのと、当時私が所属していた韓国チームの監督が高校の時の恩師で声をかけてくださった事もあり、即答でいきます!と決断しました。
RLスタッフ:
韓国での経験は今の中村選手にどう影響していますか?
中村選手:
この経験で判断力や行動力がついたし、よりハングリーになれました。誰も自分を知ってる人がいない、ましてや環境が違う海外での生活で人間としても成長できたと思います。人に頼る事を知って、人にやさしい気持ちを持つことを改めて学びました。
RLスタッフ:
とてもいい経験をされたんですね。
日本のプロバスケリーグと韓国リーグに違いはあるんでしょうか。
中村選手:
韓国は54試合、日本は60試合です。試合数はあまり変わりませんが、韓国は平日開催が多く、日本は水・土・日開催が多い。韓国の時は日で開催場所が違うこともあり調整が難しい面もありました。またドラフト制度や外国人数の違い、あとはやっぱり文化が違うのでプレースタイルは変わってきます。
RLスタッフ:
韓国リーグは日本と比べるとハードに感じます。移動に関してはどうでしょうか?
中村選手:
韓国は基本的にバスになります。韓国自体広くないので最長で3時間くらいの移動になります。日本は新幹線だったり、バスだったり移動時間も最長で5時間と長い時もあります。
RLスタッフ:
シーズン中は移動も多いですよね。移動が多いと体が固まるとアスリートの方に伺ったことがあります。移動時間中は何か体を動かされたりするんですか?
中村選手:
そうですね、股関節の硬さを感じたりします。移動時間は座っているだけだったり、動けないことが多いので、移動が終わった段階でエクササイズやストレッチ、それこそお風呂に入ったりして体をほぐすことを意識しています。
RLスタッフ:
韓国での食事の面の調整はいかがでしたか?苦労なさったんじゃないでしょうか。
中村選手:
最初は苦労しました。韓国は肉か辛い物だったので。でも徐々に慣れていきました。最近では本場の味に慣れすぎて日本で韓国料理を食べるなら韓国飛んじゃおうかなって思う位です。(笑)
RLスタッフ:
シーズン中は食事の節制したりなさるんですか?
中村選手:
ストレスにならない程度にします。あまりストイックにやりすぎてストレスを感じるくらいなら少しでもいいから好きなものを食べてストレスを作らないようには心がけてます。
RLスタッフ:
ストレスをうまくコントロールされているんですね。
ストイックさとリラックスをうまく使いこなしてらっしゃるようにお受けします。
こうした側面が、私どもの考える"Think Athlete" 目標に向かい進み続けるために、コンディショニング作り、そしてアスリート人生を設計できる方に通じると思います。
中村選手が考えるThink Athleteとは何だと思いますか?
中村選手:
自分を表現できるというか、自分だったらバスケットコートの上でのプレーの表現とコート外の部分で自分はどういう人間かと発信できる、両面性があるアスリートが魅力的だし、そうなっていきたいと思っています。
RLスタッフ:
中村選手は自らをプロデュースされていて、自分に関して発信されていますよね。SNSも毎日発信されているとか?
中村選手:
はい、毎日投稿します。1日1ツイートしてます。もう3年半くらいですかね。継続力はそこで培われたと思います。(笑)
そこで僕を知ってもらったり、興味を持ってもらえたら自分のやってきたことは間違いじゃないって思うので続けていきます。
RLスタッフ:
中村選手の毎日ツイートはファンの方とても喜ばれていますよね。拝見していておもしろいです。では今後の目標を教えてください。
中村選手:
常に挑戦と成長ですね。なりたい自分になるために日々の挑戦と成長をし続けて毎日やって行きたいです。具体的にはリーグ優勝したり、また海外でバスケをできたらと思ってます。体が動くうちは一日でも長く現役を続けたいです。
RLスタッフ:
最年長現役を目指して頑張ってください。これからも応援しています!
ありがとうございました。
■プロフィール
中村 太地(なかむら たいち) 選手
1997年6月29日 生まれ。身長190cm/体重87kg。
日本のプロバスケットボール選手。山口県周南市出身。ポジションはポイントガード兼シューティングガード。B.LEAGUE・シーホース三河所属。
2018年には、若手中心で構成された第18回アジア競技大会 日本代表に選出された。2019年8月23日、京都ハンナリーズに入団。2020年6月16日、韓国KBLの原州DBプロミへアジア枠として移籍。KBL史上初の日本出身選手となった。2022年5月27日、2年ぶりにB.LEAGUEへ復帰。かつて特別指定選手として所属していた三河への加入が発表された。
―日本代表歴―
2017年7月 第39回ウィリアム・ジョーンズカップ U24日本代表
2018年6月 第40回ウィリアム・ジョーンズカップ 日本代表候補
2018年8月 第18回アジア競技大会 日本代表
Twitter:https://twitter.com/taichi0244
Instagram:https://www.instagram.com/taichi0244/
中村選手も参加されているONE PROJECTは、「ふるさと」を大事にするというコンセプトのもと2021年より徳島県で開催されています。選手たちによる子供達へのバスケクリニック、「徳島ガンバロウズオルト」とのエキシビションマッチを開催し、バスケットボールの普及活動を行っています。
ONE PROJECT:http://www.oneproject.will-sports.co.jp