【Think Athleteインタビュー】ラグビー選手山下裕史Vol.1「元気の源は交代浴 現役で長く活躍し続ける秘訣とは」

Think Athlete / 休息タイプ-休養学 / 運動タイプ-休養学

目標に向かい進み続けるために、コンディショニング作り、そしてアスリート人生を設計できる方を、Think Athleteと定義。ベネクスとしては、リカバリー環境のサポートにより、悔いのないアスリート生活、人生のサポートをすることを目指しています。

今回はThink Athleteの第12弾として、ラグビー選手の山下裕史さんに取材をさせていただきました。

RLスタッフ:本日は、神戸を拠点に活動しているラグビーチーム、コベルコ神戸スティーラーズのレジェンドにお会いできて光栄です。ベネクスをかなり前からご使用いただいていたそうですが、きっかけを教えていただけますか。

山下選手:2012年に日本代表に選ばれた時のイベントに、他の代表選手からベネクスの方を紹介いただいて、そこからずっと使用しています。衣替えじゃないですけど、商品が少し古くなったなと感じたら買い替えをさせていただいていました。

RLスタッフ:もう10年以上使用されているのですね。

山下選手:そうなりますね。ちょうど先日、若い選手が成人を迎えて、時計とかイヤホンをプレゼントしたりもするんですが、この前はベネクスの上下を渡したところです。

RLスタッフ:そのような機会に選んでいただいて、大変ありがたいです。

山下選手:僕自身は、リチャージでしたっけ?ずっと着ていますね。寝る時だけですけど、10年以上ですね。

RLスタッフ:ご使用いただいているリチャージは、ちょうど昨年、厚生労働省に一般医療機器の届出をしていて、今は医療機器として販売しているので、疲労回復などの効果が認められています。

山下選手:医療機器になっているんであれば、より選手に着てほしいですね。

RLスタッフ:ラグビーという負荷の高いスポーツで、山下選手のコンディショニング維持や、普段から実践しているリカバリーの方法をお伺いできますか。

山下選手:そうですね。僕自身は温泉に入るのが好きなんで、交代浴は積極的に取り入れています。今日も朝グラウンドで走って、午後は自転車に乗ったので、温かいお風呂と水風呂を交互に入ってきました。

RLスタッフ:交代浴が山下選手の元気の源なのですね。

山下選手:はい。昔はサウナも好きで。酵素風呂とかも試したのですが、人に聞いたり文献を読んだり色々と調べていくと、サウナは少ししんどく感じて、身体に負担が掛かっていると思ったので、今は交代浴を取り入れています。

RLスタッフ:なるほど。ラグビー選手を取材させていただくと、自分で調べて自分なりの方法を作っている方が多くて、驚かされることが多いです。

山下選手:そうですね。僕も選手の中ではベテラン、最年長なんですけど、色々な知識はついてきましたね。チームの若い選手も僕らを見て、ベテランがやってることには何かしら意味あるんじゃないかと交代浴に興味をもって、アイスバスに入る選手が増えてきました。

RLスタッフ:クラブハウスも非常に立派ですもんね。

山下選手:お陰様で施設は非常に充実していますね。もう3年ぐらい経ってますので、アイスバスに入る選手が増えてきて、最近では外国籍の人も入るようになりましたね。

RLスタッフ:外国籍の方は習慣がなかったんですね。

山下選手:普段は入っていなかったようで、最初は冷たいから嫌だといってましたが、「とりあえず入っとけ」と言い続けて、今では普通に入ってます。やっぱり、試合でも練習でも身体に炎症は起こるので、せめて足首・膝までの下半身だけでも入った方が良いですね。

RLスタッフ:それは、山下選手が取り入れているからじゃないですか。将来のリカバリートレーナー確定ですね。

山下選手:いやいやいや、まだまだです。

RLスタッフ:先ほど、最年長という話もありました。若い頃と比べて、変化を感じることはどのような点ですか。

山下選手:もう、とにかく怪我が治りにくいですし、疲れが取れにくい。お酒飲んでも回復力が落ちてる気がします。昔はもっと試合もお酒も両立してましたが、回復力が高かった気がしますね。

RLスタッフ:大きく変化を感じている部分ですね。

山下選手:去年ぐらいから、試合後の痛み止めを使用することが増えました。あんまり良くないなと思いながらも、試合は続くので早くリカバリーをしなくてはいけないんです。

RLスタッフ:そうすると、試合が終わったタイミングから火曜日の練習を迎えるまでの、最初の3日間の過ごし方が重要ですね。それに山下選手は選手としてだけではなく、お仕事もしっかりとされている社員選手ですものね。

山下選手:そうですね、大変です。なので最近は、クラブハウスを活用してリカバリーをするようになって、クラブハウスにいる時間がどんどん長くなってますね。ありがたいことに、大きな怪我も無く選手生活ができているので、やはり裏にはベネクスの支えがあると思っています。

RLスタッフ:そう言っていただけると、嬉しいです。

山下選手:もう着始めて10年以上になりますので、ベネクスのおかげで選手寿命が延びている気がします。特に睡眠は大事で、僕は寝ることが大好きなので、早寝早起きはベネクスあってですね。

RLスタッフ:ありがとうございます。

*公益財団法⼈⽇本ラグビーフットボール協会が運営する日本ラグビーの強化拠点でありラグビー及びスポーツの普及拠点として開設された「JAPAN BASE」(所在地:福岡県東区香椎浜ふ頭)。ベネクスは202381日付でオフィシャルパートナー契約を締結。

https://www.venex-j.co.jp/news/detail/20230810.html

Profile

山下裕史(やました ひろし)選手

1986年11日生まれ、大阪府四條畷市出身のラグビー選手。身長 183cm、体重 120kg、ポジションはプロップ(PR)で、スクラムの屋台骨としてチームを支える。

都島工業高校からラグビーを始め、京都産業大学で研鑽を積んだ。当時から「大学一」の右PRと言われ、大学選手権ベスト4にも貢献し、現在はコベルコ神戸スティーラーズに所属する。2008年に神戸製鋼コベルコスティーラーズに入団後、U23日本代表、関西代表を経て、2009年初の日本代表に選出。その後、2015年、ラグビーワールドカップ2015の日本代表に選出された。2016年、スーパーラグビーのチーフスに加入。2019年、サンウルブズに加入。2022-23シーズンまでの公式戦出場数200、代表キャップ数は51

〈所属チーム歴〉

都島工業高校 -   京都産業大学 - コベルコ神戸スティーラーズ - チーフス - サンウルブズ - 現在:コベルコ神戸スティーラーズ

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