【Think Athleteインタビュー】元ソフトボール選手 渥美万奈さん、峰幸代さんVol.2 「休む恐怖との戦いのなかで、必要に迫られた"休養"」

Think Athlete / 休息タイプ-休養学 / 運動タイプ-休養学

今回はThink Athleteの第15弾として、元ソフトボール選手であつみねコンビの渥美万奈さんと峰幸代さんに取材をさせていただきました。

前回までの記事はこちら→【Think Athleteインタビュー】元ソフトボール選手 渥美万奈さん、峰幸代さんVol.1


RLスタッフ:お二人には2016年ごろからベネクスのリカバリーウェアをご愛用いただいていたとお伺いしています。

渥美さん:私の方が峰さんより早くから使いはじめていて、2014年ごろから使用していたかもしれません。ベネクスさんがチームに商品を持ってきて販売してくれる機会があり、クロス購入したのが最初の出会いです。今も常に持ち歩いているのがクロスです。

RLスタッフ:その頃は今よりも「リカバリーウェア」が知られていない時代です。ご購入の決め手はあったのでしょうか。

渥美さん:ベネクスを使った可動域のテストをさせていただき、それに感動したんです。

当時代表に入っていたので、移動が多く、夏のバスの移動での冷えに悩んでいました。クロスを巻いているだけでじんわりポカポカして、それまでよりも眠れるようになりました。

RLスタッフ:お役に立ててうれしいです。峰さんとベネクスの出会いはどんな感じだったのでしょうか。

峰さん:私もチームにベネクススタッフの方が販売に来てくれてそこで出会いました。

RLスタッフ:その頃峰さんは課題を感じられていたのでしょうか。

峰さん:実は21歳くらいまで「疲れた」という感覚がなかったんです。その後20代前半で「疲れたな」という感覚を知るようになっても、当時は寝れば回復するからと、変わらず突き進んで全力で練習していました。ソフトの選手は25歳から20代後半にピークパフォーマンスがやってきます。その年齢に差し掛かった時、体にいろいろな痛みや怪我が増えてきました。「こんなに努力しているのに、なぜ結果が出にくくなるんだろう」と思いましたね。

RLスタッフ:練習での努力以外の手段を考えるタイミングがあったのですね。

峰さん:はい。その時やっと気がついて、練習以外のいったいどんな要素がパフォーマンスアップに繋がるんだろうと考えるようになりました。そんな時、メディカルチェックを受ける機会があり、「体がすごく硬い、筋肉がカチカチだよ」と言われました。最初は「一生懸命練習してるからそりゃそうだ、それの何が悪いの」くらいに思っていたんですが(笑)

RLスタッフ:若い頃は「休むのが怖い」と思っていたと、アスリートの方から伺うことがあります。

峰さん:私も休むと練習の効果がゼロになってしまう恐怖がありました。でも、持っている力や努力をいかに発揮できるかは"休む"ことにヒントがあるんではないかと思うようになりました。では"休む"究極は何だろうと考えていた時に、睡眠、食事、移動の過ごし方...という知識を得られたタイミングでベネクスさんに出会えたんです。

RLスタッフ:峰さんのなかのタイミングと合ってよかったです。初めて聞いたときはどう思われましたか?

峰さん:「こういうのあったんだ、これが欲しかった!」と思いました。アスリートは、トレーニングやプロテインなどの情報は自分でも得やすいですが、コンディショニングというところはまだまだ情報不足な面がありますね。だからこそ本当に絶妙なタイミングで出会えたのが運命的だなと思っています。

RLスタッフ:ご縁を感じます、ありがとうございます。ポジションによっても違うと思いますが、ソフトボール選手ならではの疲労や怪我などの課題にお役に立てたでしょうか?

峰さん:私はキャッチャーなので、しゃがんだ姿勢で首が前に出ます。肩も巻き型になるので、現役中から首コリ、肩コリがひどくて悩んでいました。トレーナーさんの力もお借りしながらいろいろなケアをしながら、寝る時はベネクスを首に巻いたり、枕に敷いたりして寝ている間に硬くなった部分のケアをしていました。

RLスタッフ:数時間同じ体制で、負担が大きいですね。

峰さん:今はデスクワークをすることもあって、首肩に同じように負担がかかることを実感しています。だからデスクワークの方のお悩みや感覚にも通じるところがあるのかなと思います。

渥美さん:私は関節のケアですね。腰痛は元々持っているので、腰痛から肩に疲労がきたり、股関節まわりが硬くなったりしたときにベネクスを使っていました。

RLスタッフ:課題を感じていたからこそ、ベネクスを手に取っていただけたと思います。そのお二人に少しでも貢献できたならうれしいです。

あつみね公式サイト
https://tsuku2.jp/atsumine222

Profile

渥美 万奈(あつみ まな)

1989615日生まれ、静岡県浜松市出身の元ソフトボール選手。ポジションは内野手。

堅実な守備と打撃力でチームの中心選手として活躍し、「誰もが認める守備の名手」とされました。

2021年世界的大会の決勝では、ピンチの場面での奇跡的なダブルプレーで金メダル獲得へと貢献しました。特に、強肩と正確なバッティングでチームに貢献し、彼女の冷静なプレーとチームを支える精神的な強さは、多くのファンや若い選手たちに影響を与えました。

引退後は、ソフトボールの普及と後進の育成に尽力し、メディア出演や講演活動を通じて、ソフトボールの魅力を広める活動を続けています。

〈経歴〉

2016年・2018年 世界女子ソフトボール選手権 日本代表
2018年 アジア大会 日本代表
2021年 東京オリンピック ソフトボール日本代表 金メダル獲得

〈所属チーム歴〉

常葉学園菊川高等学校-トヨタ自動車レッドテリアーズ

峰 幸代(みね ゆきよ)

1988126日生まれ、神奈川県横浜市出身の元ソフトボール選手。ポジションは捕手。

2008年の世界的大会ではチーム最年少の20歳で出場し、捕手として金メダル獲得に貢献。2度目の出場となった2021年大会では、数少ない大会経験者としてチームを精神的に支え、金メダル獲得に貢献しました。また、国内のリーグ戦でも数々のタイトルを獲得し、その名をソフトボール界に刻みました。

引退後は後進の指導に力を注ぎ、日本のソフトボールの発展に貢献。その経験と情熱は、若い選手たちにとって大きな励みとなっています。

〈経歴〉 

2007年 世界ジュニア選手権代表
2008年 北京オリンピック ソフトボール日本代表 金メダル獲得
2010年・2012年・2014年 世界女子ソフトボール選手権 日本代表
2010年・2014年 アジア大会 日本代表
2021年 東京オリンピック ソフトボール日本代表 金メダル獲得

〈所属チーム歴〉

木更津総合高等学校-ルネサスエレクトロニクス高崎-トヨタ自動車レッドテリアーズ

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