目標に向かい進み続けるために、コンディショニング作り、そしてアスリート人生を設計できる方を、Think Athleteと定義。ベネクスとしては、リカバリー環境のサポートにより、悔いのないアスリート生活、人生のサポートをすることを目指しています。
今回はThink Athleteの第12弾として、ラグビー選手の山下裕史さんに取材をさせていただきました。
前回までの記事はこちら→ラグビー選手山下裕史Vol.1「元気の源は交代浴 現役で長く活躍し続ける秘訣とは」
山下選手:そうそう、HPを見ていたら、JAPAN BASE*にベネクスが入っているんですね。非常にいいことですね。まさに今日も代表が集まってますよね。
RLスタッフ:2023年8月から契約をさせていただいて、JAPAN BASE専用の商品を開発して納品をしています。皆さんには、入浴後を中心に施設内で使用を頂いていますが、JAPAN BASEはまだまだ準備段階なので、これから協会様と協議して完成を目指しています。でも、施設で言ったら神戸スティーラーズさんの施設は立派ですね。まるで、山下選手を、長く活躍させるために出来た施設に見えます。
山下選手:頑張らなければ。
RLスタッフ:さきほど交代浴のお話がありましたが、何歳ぐらいからリカバリーの意識が高くなったのですか。
山下選手:年齢というよりも、日本代表のエディー・ジョーンズさんの影響ですかね。2011年のワールドカップメンバーに入ってからです。当時のS&Cのコーチが厳しくて、体調管理なども数値化されていたんです。あの代表合宿で簡易のプールを使ったり交代浴を知って、始めた選手も多いと思います。
RLスタッフ:エディー・ジョーンズさんの新しい考え方が、ラグビー選手の方々の意識を大きく変えたタイミングなんですね。
山下選手:やっぱり、ヘッドスタートじゃないですけど、朝練時に一番いい自分のリズムができた感覚がありました。意識が変わったというのは、良い意味で半分強制的に行っていたものが、実際に自分にしっくり来た感覚があって、結果的に身について行ったんじゃないかなと思いますね。
RLスタッフ:食習慣についても、少しお伺いしたいなと思います。柏田さんのサポートもあると思いますが、トレーニング前後または日常生活で気を付けていることなど教えていただけますか。
山下選手:そうですね、米粉を取り入れたり、グルテンフリーも気にはしています。でも、なんでも過度に行わなくてもいいのかなとも思います。関西人なんで、お好み焼きもしますし。そこで、柏田さんがサポートしてくださる米粉を使ったり、たこ焼きもそれで作ったりを工夫しているぐらいですね。なので、注意を特にしているのは、家で揚げものを食べないぐらいですね。冬は鍋食べてますし、締めを小麦粉の麺から米粉の麺に変えたりはします。
RLスタッフ:ストレスをかけない範囲で、食事に正しいと思うことを実践すると言うことでしょうか。
山下選手:そうですね、自分にストレスがかかったりすることはあまりしないです。家でも揚げ物が出ないぐらいで、別に何も制限をかけてないです、お酒も飲むし。そう言えば、夜は帰って寝るだけなんで、ご飯を子供茶碗で食べています。大人茶碗よりも量が少ないので、食べ過ぎない。僕の子供が小学生なんですが、子供茶碗をもう使わないので、交換して使っています。
RLスタッフ:食べるもの自体よりも、時間というか、夜の食生活の量を気にされているということですね。
山下選手:そうですね、後は補食の質は柏田さんにサポートいただいて、ビーガンのプロテインバーを取り入れたりなどの工夫はしています。生活していく上で、食べるものを上手く代替するようにしています。あとはやっぱり、ご飯を食べるので、ご飯に合う食材は気になりますね。
RLスタッフ:具体的に取り入れているモノはありますか。
山下選手:そうですね、鰻ですかね。鰻ってタンパク質も取れるし、ビタミンも豊富でマルチな食材で、ごはんとの相性や食べ合わせもいいですしね。とにかく豪華で美味しい。
RLスタッフ:気分が上がりますね。
山下選手:やっぱり試合の前は、身体だけじゃなくて、メンタルも上げないといけないので。
RLスタッフ:食以外にも、先ほど寝るのが好きとおっしゃっていましたが、睡眠の質を上げる工夫などはありますか。
山下選手:寝られる時は、とにかく早く寝ます。20時半とか21時前に寝ることも多いです。あと、オーラリングを使っているので、それで睡眠の質の数値を見てますね。最初は面倒臭かったけど、続けていくと面白いですよ。昨日は6時間13分でレム睡眠は何分で、って。それを見てると、僕は深い睡眠が多いみたいです。
RLスタッフ:睡眠の時間に工夫があるのですね。
山下選手:分からないですが、気分的なものもありますね。そういえば、昼寝が一番点数良かったです。20分の昼寝が、1回深くポンと落ちてすぐ戻ってくる感じで。
RLスタッフ:昼寝を取り入れているんですね。
山下選手:できる時はしています。練習の時はしないんですけど、会社とか、家にいるときとか。昼休みのお昼を食べて、それから20分ぐらいの昼寝をすると、午後の効率がいいですね。
RLスタッフ:少し話は変わりますが、スポーツ選手の移動時間に対しても課題を感じているのですが、山下選手の移動時間などの工夫はありますか。
山下選手:そうですね、今は新幹線や飛行機で、長くても2時間半ぐらいなので、そこまで困っていることは少ないですね。映画見て、コンプレッションウェアを付けてって感じですね。ストレッチは少ししたりしますけど。
RLスタッフ:ご自身で過ごし方のルーティーンが確立してますね。
山下選手:ちょっと聞きたいのですが、コンプレッションウェアとベネクスは違うんですか。
RLスタッフ:結構そういう質問は受けます。そして、どちらがいいんですか、とか。
山下選手:気になりますね。
RLスタッフ:ベネクスの商品は理論が違っていて、特殊繊維PHT自体が体に作用するので、締め付けもなく心身をリラックスさせます。なかでも一般医療機器商品は、血行促進を作用があります。血管や筋肉を緩め、血管を拡張させて血液を流すんです。コンプレッションは締め付けるじゃないですか、あれはポンピングなので絞り込みなんですよ。なので、コンプレッションウェアをつけるときは、基本的に筋肉を動かしたいが良いと思います。
山下選手:移動中はリカバリーウェアの方が良さそうですね。
RLスタッフ:そうですね。例えば、飛行機の中など動けないときは、逆に血の巡りを悪くしてしまいますね。
山下選手:たしかに。そういえば、海外遠征などで時差の時にベネクスを使って良かった印象がありますね。
RLスタッフ:さすが、10年以上使用されているから、ベネクスの若い社員よりもリカバリーウェアの説明が出来そうです。最後に、10年以上ベネクスをご使用いただいて、体感などはいかがですか。
山下選手:正直、もう着続けているので、日常過ぎて本当にわからない。もう着ないと寝られないぐらいになっています。だから遠征先にもキャンプにも必ず持って行きます。実際に僕の身体を作っていく中で、効果は出ていると思っています。
RLスタッフ:使い続けている方あるあるですね。
山下選手:睡眠は大事だし、本当にパジャマとして毎日着ているので、今日ベネクスさんとお話しして、改めて効果を感じました。
RLスタッフ:山下選手はお幾つになられたんでしたっけ。
山下選手:38歳になりました。1月1日の元旦が誕生日で。
RLスタッフ:まだまだ元気でパワフルですね。オーラもすごい。
山下選手:今日お話しして、ベネクスを普通に着続けていたことで結果が付いてきていたということを改めて感じました。信じて使い続けることも必要ですね。即効性を感じなくても使い続けることを、皆さんにもしてほしいですね。長く着ている僕が、実際に現役を長く続けていますから。
RLスタッフ:是非、これからもサポートをさせていただきます。本日はありがとうございました。
*公益財団法⼈⽇本ラグビーフットボール協会が運営する日本ラグビーの強化拠点でありラグビー及びスポーツの普及拠点として開設された「JAPAN BASE」(所在地:福岡県東区香椎浜ふ頭)。ベネクスは2023年8月1日付でオフィシャルパートナー契約を締結。
https://www.venex-j.co.jp/news/detail/20230810.html
■Profile
山下裕史(やました ひろし)選手
1986年1月1日生まれ、大阪府四條畷市出身のラグビー選手。身長 183cm、体重 120kg、ポジションはプロップ(PR)で、スクラムの屋台骨としてチームを支える。
都島工業高校からラグビーを始め、京都産業大学で研鑽を積んだ。当時から「大学一」の右PRと言われ、大学選手権ベスト4にも貢献し、現在はコベルコ神戸スティーラーズに所属する。2008年に神戸製鋼コベルコスティーラーズに入団後、U23日本代表、関西代表を経て、2009年初の日本代表に選出。その後、2015年、ラグビーワールドカップ2015の日本代表に選出された。2016年、スーパーラグビーのチーフスに加入。2019年、サンウルブズに加入。2022-23シーズンまでの公式戦出場数200、代表キャップ数は51。
〈所属チーム歴〉
都島工業高校 - 京都産業大学 - コベルコ神戸スティーラーズ - チーフス - サンウルブズ - 現在:コベルコ神戸スティーラーズ