リカバリーの専門家、べネクス社員がお勧めする、年末年始のリカバリー方法5選

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年末年始は、公私ともに1年で最も忙しい時期ですよね。年末から大掃除、年賀状作成、買い物などに追われ、お正月の準備が終わると、大晦日には年越しそばを食べ、紅白歌合戦などのテレビを見ながら年を越す。元日はお雑煮を食べ、初詣に。毎年の恒例行事でも幸せを実感できる瞬間です。
でも注意しなくてはいけないのは、日常とは違う時間の過ごし方による疲労や、リズムの乱れで心配なのは、「正月うつ」です。イヤでも仕事始めはやってきます、「行きたくない」と思わないためにも、リカバリー専門家のべネクス社員が薦める、年末、年始の過ごし方をご紹介します。

1. 起きる時間を規則正しく

年末年始は様々なイベントごとで、ついつい気のゆるみで夜更かしや朝寝坊をしがちです。でもこのリズムの乱れは仕事始めに影響してしまします。多少は羽目を外した楽しみも大事ですが、朝起きる時間(タイマー)は日常のままにしておきましょう。朝起きる時間が崩れなければ、年始良いリズムで仕事や生活を開始できると思います。

2. おうちで旅行気分

コロナ禍で、お出かけが好きでも折角の年末年始も自宅で過ごしたり、近場で済ます方も多いと思います。そんな時に自宅で楽しむ方法です。例えば、温泉気分を家で味わう!をテーマに、温泉の入浴剤を入れたり、夕食はちょっといいものをデリバリーする。コロナ禍でなかなか旅行にも行けず、年末年始もどうなるかわからないので、家で楽しむ方法を実践してみてはいかがですか。

3. 非日常のお正月遊び

皆さん、昔ながらのお正月遊びをしていますか。百人一首・かるた、トランプ、羽子板(羽根つき)、コマ回しなどが代表ですが、正月遊びの定番といえば、やはり「凧あげ」ではないでしょうか。正月に凧あげをするようになったのは、願いを込めた凧を天に向かってあげることでゲンを担ぐため、江戸時代に立春(旧暦の新年)を祝って空(上)を向くため、など様々な説があります。今年のお正月は、子供達やお友達と凧あげして、非日常的な楽しみをしてみませんか。身体よりも脳のリカバリーに良い効果が期待できるかも。

4. プチ書き初め

書き初めを自宅で行った経験のある方は、あまり多くはないと思いますが、今年はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。書き初めと言っても、用意するのは、紙と筆ペンのプチ書初めです。アナログですが、文字を書くことでストレス解消効果があり、書道セットを出すのは片付けが大変なので、筆ペンでミニ書初めをしてましょう。

5. 人ごみのストレスを回避

今年の事情は少し違うかもしれませんが、お正月で外出すると人混みに巻き込まれるのが常でした。面倒かもしれませんが、少し早く行動することで、ピーク時の人出とずらすことが出来て、快適な時間を過ごせます。

データで見る、年末年始の過ごし方。

「ココロの体力測定」調査できいた「大型連休の過ごし方」から、年末年始にまつわる低ストレスな人の傾向を抜粋した以下の表を見て見ましょう。

低ストレス者の大型連休の過ごし方(年末年始)

単純割合では「年賀状を出す」がもっとも多く64.2%、次いで「初詣に行く」が47.5%でしたが、高ストレスの人との比較では「トランプやボードゲームなど家族で行う遊び」が1.59倍で第1位に! スマホゲームなど一人で集中するのではなく、みんなで一緒に楽しむことはストレスオフに有効なスキンシップに等しく、また「年末年始は家族や親せきと集まる時間を持つことを大切にしている」と見ることもできるでしょう。

"つながり""感謝"の気持ちを1年の終わりと、始まりに

今年の年末年始は、6連休前後の方が多いと思いますが、そこで、「大型連休の過ごし方」から、年末年始に関するものを抜粋し、さらに低ストレス者の特徴的な行動をまとめました。
「トランプやボードゲームを家族で」(1.59倍)「年賀状を出す」(1.42倍)「お墓参りにいく」(1.40倍)が、高ストレス者より高い割合に。
親しい人と楽しく過ごしたり、親しい人を思う時間を持つことは、ストレスオフに有効なオキシトシンの分泌を促す行動と言えます。 1年の終わりに、そして1年の始まりに。低ストレス者は"つながり"や"感謝"を意識して過ごす傾向にあるようです。

トランプをするなら「ババ抜き」よりも「神経衰弱」がおすすめ

この結果を受け、その効果を実証する実験を2種類のトランプゲームで行いました。実験では9人の女性が心拍センサを装着。140分の座学講義の間の10分間の休憩中にトランプをしてもらいました。「ババ抜き」は交感神経が大きく向上し、休憩後も高い状態が継続。自律神経の総合力であるトータルパワーは休憩中は高くなりましたが、講義後半は休憩前に戻ってしまっています。
一方「神経衰弱」は、休憩時間内は交感神経が優位になり、トータルパワーが向上。ここまでは「ババ抜き」同様でしたが、講義後半は副交感神経優位のリラックス状態になり、トータルパワーは「ババ抜き」と比較し顕著に高い状態が続きました。
以上の結果から、トランプゲームをするなら、興奮したり緊張したりする「ババ抜き」よりも、集中力を高めてのぞむ「神経衰弱」のほうが、リカバリーに有効なのかもしれません。


執筆・監修:オフラボSTAFF

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